ソニーフィナンシャルグループ株式会社は「突き抜けた価値」を提供する、唯一無二の金融サービス企業を目指す。ソニーグループのリソースであるエンタテインメントやデジタルをフル活用し、金融サービスでも「感動」を提供し、主要顧客をファミリー層からシニア、Z 世代にも拡大、地域金融機関、地域企業との連携にも意欲を見せる。同社遠藤社長を訪ね、中期経営計画に基づいた展望について話を聞いた。
ソニーフィナンシャルグループ株式会社 代表執行役 社長 CEO
ソニーグループ株式会社 ビジネスCEO 遠藤 俊英 氏
本年3月、金融庁は「AIディスカッションペーパー(第1.0版)」を公表し、金融機関の積極的な利活用を支援するとの意を示した。金融業務におけるAIの導入は生産性向上やコスト削減等の効果を生み出し、新たな競争優位性獲得にも繋がることとなる一方で、ハルシネーションや説明可能性の確保といったリスクも存在し、ガバナンス体制・リスク管理体制の整備は重要な課題である。本企画では、AI活用がもたらす金融業務の変化について、金融庁がイメージしている方向性をはじめ、金融機関の活用の現状を整理し、法的なリスク管理や具体的な活用方法まで解説を行った。
Part1 金融分野におけるAIの健全な利活用の促進に向けて
金融庁 総合政策局 フィンテック参事官室 チーフフィンテックオフィサー 牛田 遼介
Part2 生成AIの進展と金融領域における活用の可能性
株式会社松尾研究所 取締役 経営戦略本部ディレクター 金 剛洙
Part3 AI活用における法的リスク管理―金融庁AIディスカッションペーパーを踏まえて
西村あさひ法律事務所・外国法共同事業 弁護士・ニューヨーク州弁護士 福岡 真之介
Part3 金融機関におけるセキュアな生成AI活用に向けたオンプレミス×ローカルLLMの重要性
株式会社Ippu Senkin 代表取締役社長 CEO 鈴木 秀弥
B5判・96頁
特集1 AIで「変わる」「変える」金融業務
定期購読のお申込はこちら