要配慮個人情報の制定や個人識別符号を個人情報の定義に加えられ、大幅に手の入れられた「改正個人情報保護法」に続き、2022年には改正法が施行されました。事業者が個人情報を取り扱うにあたり、本人の権利利益との関係で説明を果たしつつ、本人の予測可能な範囲内で、個人情報が適正に利用されることの重要性がますます求められるようになりました。
金融検定協会の「個人情報取扱者検定試験」では、個人情報保護法や金融庁ガイドライン、全銀協自主ルールなどの制度・ルールの知識だけでなく、預金業務や融資業務など具体的な実務上の個人情報取扱いについても出題されています。「個人情報取扱者検定試験」合格のためには、法律や頻繁に発出されるガイドライン・指針の内容を単純に覚えるだけでなく、それが実際の業務においてどのように関わってくるのかについてまで、理解する必要があります。
本書は、章ごとに試験の重要テーマについて要点解説を行った「基礎解説編」と、過去実施された出題を中心に精選した「問題編」の二部構成となっており、直前対策として最適な問題集です
最新法改正の学習が合格へのカギ!
◆過去2回の出題傾向と対策を追加!
各章ごとに、過去2回の試験がどのテーマから出題されたのかを一覧で表示しました。効率的な学習にお役立てください。
◆過去問題だけでなく模擬問題も収載!
個人情報取扱試験の出題は、三答択一問題50問です。本問題集では、検定試験の専門知識体系にならって厳選した過去問題を収載し、また、新たなテーマに関連した模擬問題も収載しています。実際の出題を想定した問題を解くことは合格への早道です。
◆要点整理に資する充実した基礎解説!
個人情報取扱試験は、個人情報保護法の内容から預金や融資などの具体的な実務上の場面における、個人情報の取扱いについても問われます。本書では、これらの基礎解説を収載していますので、重要点の再整理に最適です。
金融検定協会編/銀行研修社刊行
A5判・272頁・2024年2月発行
2024年5月・11月開催の金融検定試験直前対策に最適!