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II.ライフステージ別生命保険提案 |
医療保険 |
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16 20〜40代 万一の病気やケガに備えたい
1.医療保険の種類
@医療保険単独タイプと特約タイプ
病気やケガに備える医療保険は、医療保険を単独で契約するタイプと、死亡保障その他の保険に特約として付加するタイプがあります。
特約として付加するタイプは主契約が消滅すると、特約だけ継続することはできません。
A家族特約タイプ
本人の医療保険に配偶者や子どもを家族特約として付けることもできるタイプがありますが、これも主契約となる本人が死亡し契約が消滅すると、家族部分の医療保障も無くなってしまいます。特に世帯主である男性の医療保険に妻の医療保障を特約で付けるような場合、一般的には男性の方が平均寿命が短く、男性が先に死亡すると、妻の医療保障は無くなってしまいますので、別々に契約する方が良いでしょう。
2.主な医療保険の内容
@病気やケガの保障を主とする医療保険
病気やケガで入院したり、手術した場合に給付金が受け取れる保険です。医療保障を主たる目的にしており、死亡時の保障はないか、あっても少額となります。
主たる契約は入院保障で、特約として、入院一時金特約や通院特約、女性疾病特約、生活習慣病入院特約、ガン入院特約、先進医療特約など、プラスの保障を付けることができます。
入院給付金の支払い限度日数に応じて、保険料が変わります。1入院に対する支払い限度日数は30日、60日、120日、360日などあります。また通算の給付金支払い限度日数は選択できず、保険会社によってマチマチですが、通常1000日前後で設定されています。
Aガン保険
保障の対象をガンに特定した医療保険です。ガンにより入院・手術した場合、ガンと診断された場合に、保険金が支給されます。再発や転移などの場合は、支払われるタイプと支払われないタイプがありますので、注意しましょう。
ガン保険の入院給付金の支払い限度日数は無制限となります。
ただ、ガン治療は、通院が増えており、抗ガン剤治療も増加傾向です。それに対応して、ガン通院給付金や、抗ガン剤治療の給付金などの特約が充実してきています。
B3大疾病保障保険
ガン・急性心筋梗塞・脳卒中等により所定の状態になった場合、死亡保険金と同額の特定疾病保険金が支給されるタイプの保険です。
三大疾病といっても、以前は、がん・急性心筋梗塞・脳卒中を対象とする商品のみでしたが、がん・脳血管疾患・心疾患を対象とする、以前の商品より対象が拡大された商品があります。
3.保険の期間
医療保険も死亡保険の商品同様、保険期間によって、定期保険タイプと終身保険タイプがあります。定期保険のタイプは、保険期間に限りがあり、一定の期間中の保障となります。終身保障の方は、文字通り終身に渡って保障が続きます。現在、単独の医療保険では終身保険タイプが主流です。定期保険タイプは、死亡保障を主契約とする保険に特約として付加する場合が多いようです。
(文責:
辻・本郷税理士法人 http://www.ht-tax.or.jp/)
■提案シート
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