地域金融機関にとって、取引先の多くを占める中小企業への資金供給の円滑化は非常に重要な役割ですが、そのために活用できるものとして、信用保証協会の信用保証制度があります。ただし、信用保証制度は信用保証協会が定める規定に準じて利用するものですから、金融機関の法人担当者は信用保証制度の利用手続等をきちんと身につけておく必要があります。
本書は、基本的な信用保証制度の内容ならびに保証申込や期中管理、代位弁済の請求方法、保証免責となるケースなど実務上押さえるべき必須事項を漏れなくQ&A式で1冊に集大成したものです。初版刊行から5年経過により改定された保証制度、新保証制度等を網羅し、営業店融資・渉外担当者の実務必携書として大幅補強しました。
マル保融資の採上げ・管理は本書一冊で完璧に!
●経営改善支援等にも保証協会を活用可能
第二版刊行にあたり、初版刊行後の法改正等による制度変更を反映したほか、近年金融機関に求められている経営改善支援や事業再生支援等に活用できる保証協会の制度についての解説を補強しました。
●中小企業融資の基本
信用保証協会保証付融資は、金融機関の融資戦略・信用リスク管理において重要な推進事項であり、今般の中小企業を取巻く経営状況に鑑み融資の基本的な取扱いとなっています。本書はこのような状況下、最新の保証付融資にかかる実務知識の習得が可能です。
●実務上の留意事項をQ&A方式で網羅
信用保証協会保証付融資を実行するにあたり、制度の内容はもちろんのこと、申込受付から書類の整備、実行、管理・回収、さらに保証免責となるケースに至るまで、抑えておくべき点は多々あります。本書は保証制度の各論について172の事例を用いて平易に解説しています。
全国信用保証協会連合会 編著
A5判・並製・304頁・平成28年5月発行