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かならず儲かる財務管理~確実に利益を稼ぎ出す利益ナビゲーションと経営レバレッジの活用~

かならず儲かる財務管理~確実に利益を稼ぎ出す利益ナビゲーションと経営レバレッジの活用~

土山 嘉雄 著

A5判・並製・200頁・平成24年8月発行

商品コード:111143839
販売価格(税込) 2200 円
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 わが国の企業を取り巻く経営環境は、円高や震災復興などの影響と相まってますます厳しさを増しており、たとえ大企業といえども決して安閑としてはいられない状況となってまいりました。企業がゴーイングコンサーン(永続企業)として存続しリストラや倒産の憂き目に会わないためには、その活力源としての利益を何としても出し続けなければなりません。

そのため企業は、計画された「目標利益の達成」という大きな使命を実現するために「シンプルで確実に儲ける仕掛け」を独自に備えることがますます重要になってきました。

本書は、新しい利益ナビゲーションの考え方を示し、企業が利益を確実に稼ぎ出すための重要な経営手法について、分かりやすく解説していますので、金融機関の融資担当者をはじめとした、幅広い読者の方々の実務入門書として最適です。


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● 融資先の財務状況チェックに有効

本書は、金融機関の融資担当者が融資先の財務状況を具体的にチェックしたり、中小企業診断士や税理士などが顧客企業の財務状況をチェックする場合に、損益計算書を可視化して分析するための簡便なツールとして、徹底的に活用できるように構成しました。


● チャート活用で目標利益をナビゲート

本書は原則として、ページの右側に図表、左側にその解説というレイアウトとして、決算書の仕組みを体系的に示すと共に、国内主要業種の損益構造の比較を通じて基本的な理解を深め、企業の経営上の問題点や改善の方向を正しく判断できるように配慮しました。このチャートを利用すれば、簿記や会計を知らない人でも、儲ける仕掛けを簡単に作ることができますので、会社の利益を目標に向けてナビゲートすることができます。


● 損益構造の改善を事例により解説

本書は、利益ナビチャートを活用して会社の損益診断を行った事例を多数集め、会社の営業赤字を最小に抑えるには、予算編成時に構成された損益構造を維持管理することが重要であることを事例によって明らかにすると共に、市況に合わせて会社の損益構造を改善する方法などについて、具体的に解説しました。

(主要目次)

第1章 シンプル確実に儲けるには

1.シンプルな利益計算の考え方

2.儲かる経営の基本は何か

3.いまなぜ儲からない会社が多いのか

4.決算書の利益はコントロールできる

5.営業利益をコントロールする(1)

6.営業利益をコントロールする(2)

7.売上原価率を下げる合理的な方法は

8.確率ツリー図表との強い類似性(1)

9.確率ツリー図表との強い類似性(2)

10.利益ナビゲーション成功の秘訣は

11.利益ナビゲーションチャートの標準化とは

12.利益ナビゲーションチャートの応用例(1)

13.利益ナビゲーションチャートの応用例(2)

14.利益ナビゲーションの考え方~ステップ1~

15.利益ナビゲーションの考え方~ステップ2~

16.利益ナビゲーションの考え方~ステップ3~

17.利益ナビゲーションの考え方~ステップ4~

18.利益ナビゲーションの考え方~ステップ5~


第2章 利益ナビゲーションの実務で儲ける

1.決算書では利益を5段階に分類する

2.売上が増減したら営業利益はどう変わるか

3.変動損益計算書と損益分岐点売上高について

4.損益分岐点比率と経営安全率について

5.利益ナビゲーション事例(1)

6.利益ナビゲーション事例(2)

7.利益ナビゲーション事例(3)

8.利益ナビゲーション事例(4)

9.効果的なコストダウンの目のつけどころ

10.経常利益の増減を分析するには

11.主要業種の経常利益増減分析の例(1)

12.主要業種の経常利益増減分析の例(2)

13.損益分岐点図表との機能の違いは


第3章 損益分岐点を活用して増益を図る

1.固変分解の精度が損益分岐点に与える影響(1)

2.固変分解の精度が損益分岐点に与える影響(2)

3.固変分解の手間を省くことはできないか

4.固変分解が不要な逆損益分岐点分析法とは

5.逆損益分岐点法により簡単に予算を編成する

6.変動費・固定費を正確に決めるには(1)

7.変動費・固定費を正確に決めるには(2)

8.変動費・固定費を正確に決めるには(3)

9.固変比率が損益分岐点に与える影響について

10.利益ナビゲーションにおける固変比率の重要性

11.固変比率の値を任意にコントロールする

12.国内企業の平均的な損益分岐点について

13.身近なお店の固変比率を比較する(1)

14.身近なお店の固変比率を比較する(2)

15.利益ナビゲーション事例(1)

16.利益ナビゲーション事例(2)

17.利益ナビゲーション事例(3)

18.利益ナビゲーション事例(4)

19.逆損益分岐点法で中期経営戦略を策定する


第4章 経営レバレッジを活用して利益を増幅する

1.経営レバレッジとは

2.経営レバレッジの本質を知ろう

3.レバレッジとは「てこの原理」をいう

4.経営レバレッジと損益分岐点の関係は

5.経営レバレッジと固定費の関係は(1)

6.経営レバレッジと固定費の関係は(2)

7.売上の変化と経営レバレッジの関係は(1)

8.売上の変化と経営レバレッジの関係は(2)

9.利益予算と実績を比較して赤字原因を調べる

10.売上の減少時に利益率をぐんと高めるには(1)

11.売上の減少時に利益率をぐんと高めるには(2)

12.売上の微増が利益の急増をもたらすカラクリとは

13.国内企業の経営レバレッジを比較する(1)

14.国内企業の経営レバレッジを比較する(2)

15.低い経営レバレッジを示す出版業の特徴

16.高い経営レバレッジを示す寿司店業の特徴


第5章 経営レバレッジをフルに活用する

1.経営レバレッジで損益構造を推定する(1)

2.経営レバレッジで損益構造を推定する(2)

3.経営レバレッジで損益構造を推定する(3)

4.経営レバレッジで損益構造を推定する(4)

5.経営レバレッジで損益構造を推定する(5)

6.経営レバレッジで会社の利益を増幅しよう

7.人件費をケチるのは勘違い

8.売上高が損益分岐点に近い時の対処法は

9.経営レバレッジをフルに活用するには


第6章 利益ナビゲーションによる損益診断事例

1.会社の損益診断とは

2.TM社の営業赤字を回復するには(1)

3.TM社の営業赤字を回復するには(2)

4.損益構造の維持管理が経営の基本

5.実績チャートを標準化して改善案を考える

6.同業界の損益と比較して改善方向を決める

7.今期実績を改善して来期予算を編成する

8.市況に合わせて損益構造を改善する

9.予算編成が簡単にできる新手法の事例