多くの地域金融機関が貸出残高低迷と貸出金利息減少に苦慮していますが、それに代わる収益獲得手法として、M&A業務による手数料収入の獲得が注目を浴びています。地域金融機関は日常取引の中で、取引先に対する総合的な支援の一環として、M&Aに関するアドバイスを行うことが十分可能です。M&Aは、近年、企業の成長戦略や事業再生・承継に寄与する手段の一つとして位置づけられ、多くの中小企業が取り組むようになっており、中でも後継者不在を解消するための有力な手段としてM&Aが活用されています。
本講座は、地域金融機関の法人担当者が、取引先である中小企業の経営を支援していく中で直面する、M&Aに関する要請について迷わず対応できるよう、基礎的な知識とM&A支援業務の推進、M&Aのためのファイナンスの実践などについて、平易に解説しました。
湊 雄二 編著
●日本FP協会継続教育研修認定講座(AFP7.5単位/CFP15単位)相続
■受講期間 3カ月コース
■添削出題 3回
■テキスト 3冊