事業再生を実現するポイントは「早期発見・着手」とかねてから言われているが、もちろん理想的なのは再生支援を必要とする状況に陥らないことである。それには経営上特段の問題もない段階から経営者は経営改善の視点を持ち続け、外部の各種支援者も何らかのアドバイスができること、すなわち経営課題の「恒常的発見・着手」が必要となろう。
この実現を金融機関側に促しているのが改定金融検査マニュアル等であり、金融機関は営業店レベルでも取引先企業に対する経営支援等が求められるようになっている。そこで本特集では、金融機関の営業店が主に取引先としている中小零細規模の企業を想定し、業種ごとに分類した経営改善事例を45ケース収載した。
1.製造業
<コスト削減>物流部門の改善による出荷コスト低減
<業務・体制改革>製造工程見直し・労働基準策定
<業務改革>各種経営データの適正管理と活用
<新製品開発>顧客評価をベースにした新製品開発
環境問題に着眼した新製品開発
<販路開拓>従来販路の縮小・新販路向け製品開発
高価格帯取引を可能とする直販への移行
新商品開発による売上拡大・収益改善施策
BtoGに着眼した販路変更・利益率向上
<価格提案>公的助成金の活用
<技術提案>技術力の市場・顧客への提示
<技術開発>新技術開発による経営革新
2.卸売業
<商品・サービスの充実>新商品やサービスの提案営業による顧客増加
<組織・体制改革>事業集約による不良部門の閉鎖・コスト削減
<経営情報管理>情報化の徹底による卸機能の充実・数値目標管理
<新事業展開>経営資源・既存販路を利用した逆流通チャネルの構築
<業態転換>既存の商材を活用できる関連事業への進出
3.小売業
<品揃え充実>POSデータの品揃え・店舗レイアウトへの活用
<サービスの充実>顧客利便性・コミュニケーションの向上
ホスピタリティを軸にしたリピート顧客の獲得
<専門特化>取扱商品の専門性向上による集客力増加
収益性・将来性のある商品の注力販売
<販路開拓>販売タイミングに適合する販売機会の確保
<業態転換>顧客ニーズの変化に合わせたコンサルティング営業の実施
<業務・組織改革>店舗展開と販売手法の革新による経営改善
4.サービス業
<サービスの充実>窓口一本化による顧客の囲い込み
<サービスの改良>顧客ニーズにマッチしたサービスの提供
入りやすい店舗づくりによる集客力向上
<商品価値の提案>コミュニケーションの積極化による顧客確保
オリジナリティの発揮による来店客増加策
<専門特化>積極的な営業開発と協力会社の開発
赤字部門からの撤退と少数精鋭経営への転換
<販路拡大>外国人顧客の獲得
市場縮小に対応する顧客層の拡大
<業務改革>新規顧客の獲得・固定化
生産性の向上とコスト削減による利益確保
利益目標に基づく受注単価・作業単価の管理
<新サービスの開発>顧客ニーズの多様化に対応した売上増大施策
<業態転換>関連サービスへの進出による既存取引・商圏の拡大
5.建設業
<コスト削減>固定費の大幅削減とコスト管理による収支好転
<専門特化>特化業務での差別化を実現する設備投資
<商品価値提案>取引段階ごとの徹底的サービス提供
<業務改革>売上重視から利益追求型への転換
<新事業展開>自社ノウハウが活かせる商品の販売代理への進出
6.畜産業
<商品価値提案>ブランド化による経営革新
㈱中央総合研究所
価格(税込): 14,000 円
経産省「事業承継ガイドライン」に実務の対応手法を加筆
●金融検定協会事業承継アドバイザー検定試験対応講座
●日本FP協会継続教育研修認定講座(AFP7.5単位/CFP15単位)相続
A4判変形・横組み・98頁
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